無題

震災以来ずっと心がざわざわしていて落ち着かない。子供の相手をしていても心ここにあらず、料理をしていても、テレビを見ていても、何をしていても心が落ち着かない。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。そればかり考えてしまう。私なぞそんなこと考えても答えは出ないのに。テレビで様々な被災者の方を見るが、本当につらい状況の方々ばかりで心が張り裂けそうだ。お子さんをなくされたお母さん、お母さんをなくした男の子、奥さんを亡くしたおじさん…。どうしてこんなことが起こってしまったのだろうか。あまりの理不尽さに行き場のない怒りさえ起こる。
それに加え、原発の事故だ。今までコンセントの先には無限の電力があると思っていた自分。たぶんほとんどの方がそういう感じで生活してきたのではなかろうか。そして気づけば身の回りにたくさんの原子力発電所ができていた。そんなこと全然気にも留めなかった。当たり前だと思っていた。でもそういう考え方を改めなければいけないのかもしれない。電気を使うということがどういうことか。ずっと考えている。福島から比較的離れた自分でも不安で不安で仕方ないのに近い方々の不安(いや恐怖に近いと思う)がどれくらいのものか想像もつかない。汚染のチェックを受ける赤ちゃんとお母さん。子供たち。お年寄り。心が痛い。