松田道雄 育児の百科

義姉から、松田道雄先生の「定本 育児の百科」を貸してもらった。厚さ5センチ以上はあるかなり分厚い本である。ちなみに私の持ってる育児書はベネッセのうすーい一冊のみ。それすらもまだ全部読まずじまいなので、こんな厚い本絶対読めないなあ、と思った。すると義姉が「自分も最初貰った時、その分厚さに読む気がうせたけど、ある日たまたま読んでみたら面白くて。なんかあれしなさいこれしなさい、という口調ではなくすごくあたたかいかんじがして良かった」との事。早速借りたその場でよみだしたらこれがなるほど面白い。いまどきの写真満載、体験談満載って感じの育児書とは全く異なっていて、そしてなにより松田先生の口調が渋い!なんだか昔ながらのおじいちゃん先生に諭されている!?かんじというか・・・・。なんだかとってもあたたかい気持ちになってきた。また時折「おいおい」と突っ込みたくなるところも多々あるがそれはこの本の初版が1967年というせいもあるから、ご愛嬌で。
なんだか松田先生が気になってきてネットで検索してみたら、残念ながらすでにお亡くなりになっていた。しかし2ちゃんねるにもスレッドがあったり、個々のホームページやブログで紹介されていたり、根強いファンがたくさんいるらしい。定本育児の百科はヤフオクで高値で取引されているし(今は落ち着いたが以前は一万越えとかだったそう)なんだか松田先生を知らなかった自分の方が少数派だったような気がしてきた。そこで評判の「私は赤ちゃん」「私は2歳」を近所の図書館で借りてきたところである。さっそく何ページが読んだらこれまたおもしろい!しばらく読書漬けになります。
・本日の晩御飯:かれいのムニエル、じゃがバタ、インゲンと人参のグラッセ