いよいよ出産②

結局陣痛は遠のいてしまったので、陣痛室でだらだらと過ごしていた。看護師さんに「散歩したりお風呂に行ったら陣痛がくるかも」といわれ院内を夫とウロウロ。すると結構な痛みに時折襲われて土曜日のがらんとした待合室の椅子で休む。その後入浴中にも痛みに襲われほうほうのていで部屋に戻る。これはいよいよかも、と思っていると夕食後(ほとんど食欲なく食べれなかった)、急に今までと違うレベルのものすごい痛みに襲われる。たまらず大声で「いたいいたい-----!」と叫ぶ。本当は声なんか出したくなかったけれど、以降出産まで私は大声を出し続けることになる。この時点で午後7時前くらい(?)だったのか、あまり時間の感覚がなかった。
ここからどんどん陣痛の間隔が短くなってくる。看護師さんは時折見に来るけれど、たぶん私が初産だからかあまり本気に相手してくれない。様子見てまだまだよーとかいってかえって行くだけ。あまりに私が痛がるので内診してもらうとなんとすでに子宮口が7センチになっていて、看護師さんも驚く。
このころになると痛み、というよりもいきみをがまんすることがものすごくつらい。子宮口が10センチにならないといきんだらいけないのだ。(赤ちゃんがつっかえてしまう)ものっすごく大きななにか(赤ん坊)が肛門の方に向かってどんどんやってくる。今すぐにでも出したい衝動に駆られる。このとき今思い出しても恥ずかしいけれど、夫に指で肛門を押さえてもらっていた。普段ならそんなこと絶対にありえない!恥ずかしすぎ!!!!
ようやく分娩室に移動する時がきた。このころにはもう何がなにやら、とにかく早く楽になりたい、うぎゃー、てな感じである。運動不足の私は腹筋がないからかいきんでもなかなか赤ん坊が出てこない。途中心配されていた心拍低下がおこって吸引分娩となった。吸引っておおきなかっぽんを装着するんだけれど、ほんとに「すぽん」てかんじで赤ん坊がでてきてビックリした。何はともあれ2800グラムの元気な女の子が無事産まれたのであった。
・本日の晩御飯:カレーピラフ、コーンスープ(とうもろこし5本分)